お悩み相談室
痛い時、どうしたらいいの？痛くなったときの不安を解決！！

私とAさんと問診でのやりとりです。

私「痛みの場所は、どこですか？」

Aさん「股関節です」

私　「痛くなったのは、いつからですか？」

Aさん「すごく痛くなったのは、2週間前です。」

すごく痛くなった。ということは、それ以前から痛かったということになります。

よくお話を伺っていくと、

Aさん「2年前から痛くなっては、良くなってを繰り返していました。」

私「では、そうなるきっかけが、あったのでしょうか？」

Aさん「痛くなる前に、尻餅をついたことがあります。その場は、痛かったけど、今はその部分は痛くないです。」

このように、痛くなる前に転んでいたり、捻挫、骨折などをしている場合があります。今現在、その部分は痛くなく使えるようになったとしても、緊張が残っていたり、動いているように見えても他の部分を使って補っている場合もあります。

現在、痛みを感じているところに原因があることは、ほとんどありません。
押していたい場合は、痛みの部分の筋肉の剥離がある場合です。それ以外は、痛みより離れた部分に原因があることがほとんどです。なかなか改善されないなと思われる時は、さかのぼって痛みの経緯を思い出してみると良いでしょう。

施術に来られるときは、怪我や痛みの経歴を思い出して書き出して来て頂くと参考になります。

「痛みは、どうですか？」と私

「まだ、痛みあるけど大丈夫です。
　明日の朝には良くなっているから！」と、患者さん。

患者さんの方がよく分かっていらっしゃる。

違和感や痛みが少し残っていても、
施術を受け疲労が取れてくると痛みの部分を修復しようと働き、
朝起きた頃には痛みが無くなっています。

自然形体療法の理想の回復の仕方です。

妊婦さんが来られています。
お腹が大きくなっているので、通常のうつ伏せでの施術が出来ません。
そこで、施術用のベッドの上を四つ這いで歩き回ってもらいました。
その後、背骨の歪み、骨盤の歪みを検査すると、歪みがなく真っ直ぐになっていました。
もちろん、腰痛もすっきり！！全国の妊婦さん、試してみてね☆

施術後の注意事項として、揉まない・叩かない・突かない・押さないと伝えています。

なぜ、してはいけないのか？

豚肉を想像してください。牛肉が好きな人は、牛肉でもいいですよ。
肉を、揉んでみてください。突いてみてください。

どうなるか？想像できますか？

繊維が傷んで、クチャクチャになってしますよね。皆さんの、お肉も同じですよ。

ひどいときには、繊維が切れ内出血します。熱を持ち熱くなります。強い刺激というのは、気分は満足します。
しかし、身体にとっては攻撃となります。

身体というのは、どんなに優しい刺激でも最初は、「危険だ！」と判断します。緊張して身構えます。
普通は危険が去れば、緊張は解けます。解けないで緊張したままになると身体が歪み、痛みや不調の原因となります。

膝の痛みや股関節の痛みがある場合、整形外科で痛みの箇所を筋肉で補うよう筋トレを勧められることが、ほとんどです。

自然形体療法では、おすすめしません。

筋肉の疲労により、緊張や癒着が起きているからです。そのため、筋トレをすれば更に筋肉は疲労します。痛みがあるときに筋トレをしても筋肉はつきません。

痛みで動きが制限されると、このまま筋肉が落ちて歩けなくなるんじゃないか？と不安に思われる方も多いと思いますが筋トレは、痛みがなくなってきたらやるようにしましょう。

自然形体療法では、自己療法で痛みを解消し、鍛錬法で筋力をつける方法があります。

簡単で身体に負担がなく、こんなことで？と思うほどですが、経験した方は皆さん驚かれます。